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小さな会社の外国人社長!儲かる商売の売上とビジネスの秘訣/2月2日放送 がっちりマンデー紹介企業

目次

2020年2月2日放送タイトルは「日本で旗揚げ 小さな会社の外国人社長」

日本で起業し、小さいながらもがっちり儲け、将来性ある会社の外国人社長を3例紹介しています。
ゲストは経済評論家の森永卓郎と、日本文学者、国文学研究資料館長のロバート・キャンベル氏。

[再放送と見逃し配信動画の情報]

 

ドイツ料理店を展開するカイザーキッチン株式会社~2人のドイツ人社長

最初に紹介されたのはドイツ料理店を共同経営する若いドイツ人男性経営者のコンビです。

「会社はチーム」~外国人社長だから説得力がある

カイザーキッチン株式会社は、ドイツ料理専門店「シュマッツ(SCHMATZ)」を都内中心にフランチャイズ展開している東京都目黒区の会社です。

資本金は7億7千万円、従業員は752名(会社HPより)で、ソーセージ以外にも本格的なドイツ料理が食べられるのが特徴です。

社長はクリストファーさんとマークさん、若い男性2人の共同経営です。2人へのインタビューであった「会社はチーム」という言葉に、この会社のがっちりポイントがあるようです。

急成長の秘密は3つの儲かり戦略にある!

2015年の赤坂に1号店を出店してから5年で27店舗まで急成長。その秘密は3つの儲かり戦略にあります。

カイザーキッチン3つの儲かり戦略

1. 東京でドイツ料理⇛専門店がない隙間を狙う
2. 小さくはじめて大きく育てる⇛リーン・スタートアップ(Lean Startup)
3. ドイツ料理でも味は日本人に合わせる⇛和との融合

その1.東京でドイツ料理⇛専門店がない隙間を狙う

東京都内にはイタリア料理店が約6,400店、フレンチは約3,100もあるのに対し、ドイツ料理店は70以下で圧倒的に少なく、2人の社長はここに目を付けたそうです。
(料理店データ「食べログ」2020年1月29日時点、番組内で紹介)

銀行の融資審査を担当していたこともあって飲食業についてもある程度知っている私は、大都会東京では、世界の料理店がそれこそ星の数ほどひしめき合っていると思っていたので意外でした。

やはり外国人だから、そしてドイツ人だからこそ、2人にはこの隙間が見えたのだと感じました。

その2.小さくはじめて大きく育てる⇛リーン・スタートアップ(Lean Startup)

起業を決めても、はじめは中古車を自分たちで改造したキッチンカーからスタートしたそうです。資金も2人で折半して出しあったと説明がありました。

ゲストのロバート・キャンベルさんは、飲食業をこうしたキッチンカーから始める形態は「欧米それも移民の人達のあいだで良くあるケース」だと。そしてこのように企業を「小さくはじめて大きく育てる、リーン・スタートアップ」が最近の傾向だと話していました。

カイザーキッチンはまさにリーン・スタートアップの典型と言えそうです。

企業や投資家によるバックアップや、クラウドファンディングなどで巨額の資金を集めてから大々的にスタートするケースなどと比べれば、リーン・スタートアップは対極と言えます。

しかし、金銭的にも人的にもバックボーンがない外国人が日本で「旗揚げ」するには、このリーン・スタートアップが適していると感じました。

ちなみに、カイザーキッチンはもうすでに「大きく育てる」展望も持っているようです。その意気込みが、ホームページでフランチャイズを説明する動画に込められています。

動画では東京都内から日本全国、アジア、そして全世界へと地図が大きくなるのと同時に、カイザーキッチンがある地域もどんどん赤く塗り変わって、最後は世界地図が真っ赤になります。

東京で、キッチンカーでスタートして、本当に世界へ拡大したらすごいですね。

その3.ドイツ料理でも味は日本人に合わせる⇛和との融合

カイザーキッチンでは、メニューを日本人に合わせる努力をしています。

店舗のシュマッツは、ソーセージやシュニッツェル(ポークカツレツ)などのドイツ料理を提供し、またビールは自社製、しかも原材料はすべてドイツ産を使い、日本の自社工場で作るなど本格的なドイツ料理店です。

その一方で人気メニュー「ジャーマンタルタルからあげ」では、タルタルソースの味付けとして、ドイツではポピュラーなキャベツの酢漬けザワークラウトを使うなどドイツ料理と和食の融合も特色の一つになっています。

日本で成功するために、日本人の舌に合わせていく柔軟な姿勢が成功した理由の一つでしょう。

カイザーキッチンのビジネスモデルを銀行員視点で分析

新商品開発のシーンで、社長が女性従業員におすそわけしてあげたとき、
番組クルー「従業員にやさしいんですね」
すると社長「従業員はダメ!チームって言葉使ってください」
怒ってはいませんでしたが、ハッキリと言ったところが印象的で、テロップも「チーム」が強調されていました。

カイザーキッチンでは上下関係のないフラットな組織作りを目指していると、2人の社長が話していました。

私は銀行員として、このシーンがカイザーキッチン成功のカギになると感じました。

外国人社長だから、フラットな社風を目指すのは否定しません。でも社長が日本人なら、フラットな社風と言われても説得力は感じないでしょう。それは私が、日本的な縦割り社会に慣れた銀行員だからかも知れません。

しかし、日本でビジネス展開するには、社風が日本の風土に定着するか?がカギになると思います。

業容が拡大していけば、企業の統率や規範はますます必要になりますので、フラットな社風のままでは危ういと感じます。

また店舗はフランチャイズ形式なので、フランチャイズの相手側と当社のあいだにも統率や規範は必要になります。ここでも社風が足かせになるのでは?と懸念されます。

外国人社長として、目指す社風を貫いていくか?あるいはどこかで路線転換するか?当社のターニングポイントは、案外この辺りにあるのではと感じました。

決算内容が未公開なので、番組を見た感想とホームページだけで解析した結論です。

銀行員の経験として、理想を追い求めたすぎてつまずいた経営者を何人も見てきたので、今回はこのような分析となりました。

 

革新的な保冷剤を販売するアイ・ティー・イー株式会社~流通業界に革命を起こすインド人社長

2番目に紹介されたのは、保冷剤を製造販売する会社のインド人社長さんです。

異業種出身だからチャンスを見つけられ、異業種の経験がそのまま強みになった

アイ・ティー・イー株式会社(Innovation thru Energy Co.Ltd.)は保冷剤「アイスバッテリー」を製造、販売する東京都千代田区の会社です。

アイスバッテリーは今までなかった革新的な保冷剤で、流通業界に革命をもたらすのでは?と注目されています。

社長のパンカジ・ガルグさんはインド人で、インテルや神戸製鋼に勤務したIT畑の人です。

流通とIT、このまったく異なる業種出身だからこそチャンスの芽を見つけることができて、異業種での経験がそのまま強みになっているところに、アイ・ティー・イーのがっちりポイントがあるようです。

アイスバッテリー 革新的な3つの特徴~流通業界に革命を起こす可能性を秘める!

アイスバッテリーが従来の保冷剤と違う点は3つで、どれもが大きな可能性を秘めています。

アイスバッテリー 革新的な3つの特徴

1. 保冷能力(持続力)が従来品と段違い
2. 温度別のラインナップで、用途に最適な温度が選べる
3. アイスバッテリーがあれば保冷車は不要!

その1.保冷能力(持続力)が従来品と段違い

番組ではソフトクリームを使った実験でその性能を証明しています。

ソフトクリームを①普通の保冷剤②アイスバッテリーの2種類をセットした容器にそれぞれ入れ、外気を35度に設定した環境に12時間置いたらどうなるか?という検証です。

気温35度に12時間置いた結果は①普通の保冷剤ではソフトクリームがドロドロだったのに対し、②アイスバッテリーのほうは12時間経過してもソフトクリームの形が残っていて、保冷能力が従来品と段違いだと証明されました。

その2.温度別のラインナップで用途に最適な温度が選べる

アイスバッテリーには最初から温度別に7種のラインナップがあります。設定温度もマイナス35度から零度(±0)まで幅広くなっていて、用途に応じてチョイスできるようになっています。

番組内でも社長が「農産物なら2度から5度。冷凍食品はマイナス18度からマイナス20度。アイスクリームならマイナス25度。バラバラの商品で温度も違うから、そうすると設定温度が違わないといけない。」と語っています。

その3.アイスバッテリーがあれば保冷車は不要!

番組では焼き肉チェーン店「トラジ」の例が紹介されています。アイスバッテリーをセットした複数の容器に、焼き肉店で使う温度設定がそれぞれ異なる食材を、普通トラックにいっぺんに積み込んでいます。

そうです、アイスバッテリーがあれば、まず保冷専用トラックが不要になるかも知れないのです。しかも、一台の普通トラックで、温度設定の違う荷物をいっぺんに運べるわけで、これが流通業界に革命を起こすかもと注目されているところです。

アイ・ティー・イーのビジネスモデルを銀行員視点で分析

アイ・ティー・イー成功の秘訣は、異業種から来た人だから、そして外国人だからという2点、普通ならハンデイキャップになる「弱み」を、むしろ会社発展の起爆剤にしているところです。

畑違いの人間だからこそ、その業界にどっぷりつかった人間では気づけないものも見つける目線を持っていたのではないでしょうか?

ガルグ社長がアイスバッテリーを紹介した場面では
社長「これは充電して、その後は24時間か3日間か、一週間もつ」
充電と表現したのはIT出身だから?とも思いましたが、ホームページではふつうに「冷却」と表記されています。社長の口ぐせなのでしょうか?(あるいはこれが社長のセールストークかも)どちらであっても、人柄が感じられる微笑ましいシーンです。

またほんの一瞬ですが、社長のデスク横に日本的な格言カレンダーが貼ってあり「苦情クレーム 得がたいチャンス」とあったのが印象に残りました。

社長の経歴から、意味もわからず貼っているとは思えません。このインド人社長さんは、日本人の精神までしっかり理解していると感心しました。

流通業界に革命を起こすかも知れない爆発力を秘めたアイスバッテリーですが、その商品力をどこまで維持できるか?が当社発展のカギを握ると思います。

ホームページでは25以上の特許を取得したと説明があり、「アイスバッテリーⓇ」とあり商標登録済みだとわかります。

番組でもアイスバッテリーの内容液を見せたり、食べても大丈夫と話したりしているシーンがありましたが、これは商品アピールだけでなく、他社にはマネできない!という自信だと感じました。

社長がインド国営鉄道との契約を嬉しそうに話すシーンもあり、ますます業容拡大が期待できます。

企業が発展する過程では、業務提携や資本提携などもあり得ます。そのときになって、アイスバッテリーに代表される当社の商品力を維持できるか?あるいは商品ごと身売りして終わりを迎えるか?

銀行員として、私は身売りで終わった経営者も見てきた経験があり、パンカジ社長には今後の舵取りを期待したい、と感じました。

 

奈良の山奥で特殊伐採をするカルマ・フォレスト・ケア~ネパールから来た「仕事人」社長

最後は「高所特殊伐採」という、あまり聞き慣れない仕事をしているネパール人社長さんです。

高所特殊伐採で同業者からも賞賛!山岳民族の強みを武器に

カルマ・フォレスト・ケア(KARMA FOREST CARE)は奈良県にある林業関連の会社です。

社長のカルマ・ギャルゼン・シェルパさんは、ネパールのエヴェレスト地方シェルパ民族出身です。

ヒマラヤ山岳ガイドを長年勤め、NGOに来ていた日本人の奥様と結婚後来日して以来20年以上、林業に関わる仕事をしています。

この社長さんが山岳民族出身、というところにカルマ・フォレスト・ケアのがっちりポイントがあるようです。

他者にはない3つの強み

カルマ・フォレスト・ケアには社長自身、そして特殊伐採技術という強みがあります。

他者にはない3つの強み

1. 高所特殊伐採は山岳民族出身が最大の強み
2. 技術を磨き、身体的強みと相乗効果
3. 特殊伐採技術には将来性がある

その1.高所特殊伐採は山岳民族出身が最大の強み

高所特殊伐採とは、重機が入れない山中などの場所で、倒れる危険性のある樹木を伐採する特殊技術者のことです。カルマ社長の特殊伐採技術は一流で、同業者からも賞賛されています。

同業者で、年齢的にはおそらく大先輩にあたる人も
「彼は私たちとは身体能力が違う、心肺能力も日本人とは比べものにならない」
と脱帽している様子でした。

その2.技術を磨き、身体的強みと相乗効果

カルマ社長、日本に来る前はヒマラヤ登山のシェルパに従事していたので、高いところはまったく怖くないそうです。シェルパとしての経験がこのようにして高所特殊伐採に役立っています。

また「IRATA」という産業用ロープアクセスの国際資格を取得して、重機で作業ができない山林や寺社仏閣での特殊伐採に活かしているそうです。

その3.特殊伐採技術には将来性がある

ゲストの森永卓郎氏は特殊伐採技術について、番組内で次のような趣旨のコメントをしています。
「後継者不足もあるが、それだけでなく、需要はどんどん高まっていくと思う。去年の台風15号で停電復旧に時間がかかった最大の原因は、電線に木が倒れかかっても、電力会社の社員だけでは処理できなかったから」
このように、専門家から見ても将来性があるのです。

カルマ・フォレスト・ケアのビジネスモデルを銀行員視点で分析

「年収は600万円だけど、1,000万円を目指してがっちり頑張ります」カルマ社長はインタビューにこう答えていました。

年収という表現、番組内の紹介で社員は奥さんだけという内容から見ても、カルマ社長は自営業、それも一人だけで仕事をしていると推測されます。

法人組織でなければ、また雇用する従業員がいない点でも、カルマさんを「社長」と呼んで良いのか?正直言って微妙なところもあります。

しかし外国から日本に来て、果敢に起業しているチャレンジャーと言う点で、これまで紹介してきた他の社長さんと同じだと思います。

とはいえ将来性がある特殊伐採技術ではあっても、カルマさんが一人で取り組んでいるうちは、次のようにいくつもリスクを抱えていることになります。

まず伝承がむずかしい特殊技術ゆえに希少性があり、またニーズも高まるわけで、その反面本人がケガや病気となった場合は、すぐに収入が途絶えてしまうでしょう。

また後継者や社員を増やさなければ、受注は当然制限されるので、いつか仕事は限界を迎えると予想されます。

このように、特殊伐採技術という将来性ある分野だからこそ、カルマ社長には自分以外の担い手を作ることが急務だと思われます。

もちろん番組内容だけの分析なので、もうすでにカルマ社長は、将来の布石を打っているかもしれません。そうであれば安心ですし、そうあって欲しいと思います。

職人、一人親方といった人達はウデ(腕)が武器、カラダ(身体)が資本です。と同時に武器であるウデや資本であるカラダが故障すればたちまち行き詰まってしまいます。

こうした人達を何人も着てきた私は、カルマ社長の後進育成を期待、というより強く願っています。

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