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700万円の融資(ラーメン屋の開業資金)
37歳の男性ですが、開業資金の調達で、ノンバンクを利用した経験があります。
私は15年ほどあるラーメン屋で修行を積み、資金が貯まってきたので、独立することにしました。
そこで、資金を700万円の融資を受けるために最初に銀行に行ったのですが、融資を断られてしまいました。
そのことを知り合いの経営者に相談するとノンバンクで資金調達をする方法もあるから諦めるなと言われたのです。
ただ、私はできればノンバンクから融資を受けたくありませんでした。
なぜなら、銀行よりも金利が高いので、融資を受けても返済できるか不安だったからです。
しかし、このままだと開業資金を調達できないので、話だけでも聞くことにしたのです。
そして、話を聞いた結果、なんとか返済ができそうだったので、ノンバンクで700万円の融資を受けることにしました。
実際にノンバンクを利用して、銀行よりも審査が甘いと思いました。
これが良いのか悪いのかは別として、すぐに資金が欲しい時には大変助かります。
現在、その700万円の返済に追われていますが、今のところはなんとか経営できています。
ちなみに返済額は毎月14万円ほどで、5年間で返済する予定です。
たまに厳しい月がありますが、それでも自分がやりたいと思って始めたことなので、後悔は一切していません。
ただ、これ以上借入をすると本当に経営が危なくなってしまうので、今後はなるべく借入をしないようにしていこうと思っています。
750万円の融資(ホストクラブの立ち上げ)
新規にホストクラブを開業するためにノンバンクから700万円の融資を受けたのですが、
借りてから半年もかからず全額が返済できたので融資担当者に驚かれました。
元々商才はなかったのですが、学生時代にアルバイトをしていたホストクラブにはまってしまい、
いつかは自分のお店を開店させる事を目標に地道に貯蓄をしてきました。
自分の場合は地方都市で働いていたので東京のような華やかさや金回りの良さはなく、
また自身も容姿にはそれほど恵まれてはいなかったので現役中はNo,1になることはなかったのですが、
太い客を持つ事ができたので20代のうちに2000万円ほど資金をためることができ、
後はしばらく人脈作りをしたうえで開業に向け動き始めました。
初期費用として2000万円ほどはあればという計算でしたが、
あちこちから引き抜くホストに意外と金が掛かってしまったうえに、
スタッフによる数百万の資金の持ち逃げ事件もあったため、
泣く泣くノンバンクから700万円の融資を受けてやっと開店にこぎつけました。
水商売の新規出店となると、さすがにノンバンクでも審査は厳しかったのですが、
親しいお客様が税理士だったことから色々指導を受けて書類を用意しました。
これが効いたのか種類を提出すると、700万円という高額な融資も、
担保など無しで引き受けてくれたノンバンクがあったのでとても助かりました。
数年後には再び近隣の町への出店も考えていますので、そのときにはまた利用するかもしれません。
ノンバンク 事業者ローン
事業者ローンとは、小規模な企業や個人事業主などを対象としているローンの一種で、
様々な金融機関で利用する事ができます。
いずれの金融機関でも事業者ローンという枠組みは同じなのですが、
その内容には細かな違いがありますので利用する際には様々見比べる必要があります。
特に、銀行とノンバンクではそれぞれにメリットとデメリットがありますので、
双方をよく見極めてご自身にとって使い勝手が良い方を選択する事になります。
まず、銀行の事業者ローンの場合は、融資資金の調達コストを低く抑える事ができるというのが最大のメリットで、
金利が低く設定されていますので利子の支払いを少なくする事ができます。
デメリットとしては、審査が厳しいという点が挙げられ、
財務体質が健全な優良企業でなければ、借り入れを期待することはできません。
一方で、ノンバンクの場合は、審査がさほど厳しいものではなく、
一定の書類の提出を行えば多くのケースで借り入れする事が可能となります。
もちろん審査はあるのですが、速い速度で融資の可否が決定されますので、
資金の準備期間が短い場合などには非常に便利に使う事ができます。
ただ、ノンバンクの事業者ローンにはデメリットもあり、
金利が銀行と比較すると少々高いということがあります。
そうした事から、返済期間を長く設定したい場合には銀行が有利で、
返済期間が短い場合にはノンバンクが便利に使えますので、こうした棲み分けの元で利用すると良いでしょう。