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600万円の融資(美容室の開業資金)
去年、美容室の開業資金として、ノンバンクから600万円の融資を受けました。
本当は銀行から融資を受けたかったのですが、予想以上に審査が厳しく、断られてしまったのです。
どうやら事業計画と自己資金のところで問題があったようです。
銀行から融資を受けることを前提に開業予定だったので、そこで一気に計画が崩れてしまい、困り果てました。
そこで、インターネットでノンバンクの広告を見て、利用することにしたのです。
ただ、ノンバンクにはあまり良いイメージを持っていなかったので、非常に不安だったのも事実です。
しかし、このまま開業できない方が、自分にとっては嫌だと思い、思い切ってノンバンクから融資を受けることにしました。
ちなみに私が融資を受けた業者は、みなさんが知っているような超大手です。
やはり、600万円という大金なので、できる限り安心して借りたいですからね。
それなら、やっぱり大きなところから借りた方が良いのかなと思ったので。
これでまた断られたらどうしようと非常に心配しましたが、無事に融資を受けることができました。
確かに銀行より金利は高いですが、私のように銀行から融資を断られた人にとっては、ノンバンクは大切な存在だと感じました。
おかげで、開業という夢を叶えることができて、今は満足しています。
今のところ、返済も毎月できているので、予定通り5年で完済できそうです。
ノンバンクも使い方さえ間違わなければ、なかなか役立つ存在ですね
650万円の融資(調剤薬局・ドラッグストア)
経営している調剤薬局の売り場面積を拡大することを目的にノンバンクに600万円の融資をお願いしました。
以前より売り上げの減少に気を揉んでいた中、
家内の提案で店をドラッグストアのように改造する事を検討していたのですが、
様々相談する中で同じような考えで改装する薬局も多いと聞きました。
改装したという薬局を何軒か見て歩くとたしかに繁盛しているようで、
何より古めかしい薬局のイメージとは大きく異なるきれいな店構えに心を動かされ、うちでも改装を行うと決めました。
ざっとの見積もりで450万円ほど掛かると分り、
その後の仕入れや半月ほどの休業分も足した600万円を借入れの目標額と設定します。
さっそく公的な融資制度を栄養使用と役所に訪れ、また銀行もいくつか訪ねてみたのですが、
いずれも期待とは裏腹に良い返事はもらえません。
私の見通しが甘かったのか、経営状態のことや私の年齢やさらに事業計画の中身まであまりに突っ込みされるところが多くて、
こんなに否定されるものか一時は気落ちして挫折しかかりました。
その頃はノンバンクのことはまったく頭になかったのですが、
友人が融資を受けた話を聞いてうちでもできないかと話を持ちかけたところすんなりと審査が通り、
600万円の資金を確保する事ができました。
返済まで期間が長いのが辛いところですが、初日からすでに店内はお客様で溢れていましたので、
思ったよりもノンバンクに早く返済できるのではないかと今から皮算用しています。
ノンバンク 零細企業
中小企業の中でも規模により様々な呼ばれ方があるのですが、
法律では常時使用する従業員の数が20人以下の場合には小規模事業者と呼ばれています。
零細企業はさらにそれより小規模な企業の事を指しており、
細かな規定はないのですが一般的なところでは従業員の数が10名以下の企業を指しています。
国内にはこのように規模が小さな零細企業は非常に多く企業全体のおよそ70パーセント以上を占めており、
勤めている従業員数は全会社員の中で4人に1人程と非常に多くなります。
このように全体的に見たときに零細企業は非常に規模が大きいのですが、
個々の企業を見ると個人経営も多いため社会的な立場や信用力は弱くなりますので、
金融機関に借り入れを申し込もうとする際には断られるのが常であるといえます。
もちろん、業績がよく担保などもあれば評価が多少は変わるものですが、
銀行にはあまり多くを期待することができません。
一方で同じ金融機関でもノンバンクの場合には、担保が不要であったり保証人も不要、
など規模が小さな企業でも借りやすい条件が整えられています。
ただ近年の傾向として、ノンバンク業界全体で苦境に陥る中で、
貸し渋りというわけではないのですが、零細企業にもそのしわ寄せが避けられないという向きもあります。
そうしたマイナス面を持ってしてもなお、銀行と比較すれば借り入れはしやすい方なので、
ノンバンクは資金繰りが難しい場合にも、容易に借り入れを行う事ができるありがたい存在だといえます。