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100万円の融資(カフェ・喫茶店)
カフェを始めて2年目の41歳男性です。
昔から料理が好きで、サラリーマン時代からよく友人達に食事を振舞っていました。
いつかはカフェを経営したいという夢があり、とうとう2年前にオープンしたのです。
従業員は、アルバイトが2名の小さなお店ですが、常連もできて、今はだいぶ安定した収入になっています。
しかし、一度だけ従業員の給与を支払うのに困ってしまい、ノンバンクで100万円ほど融資を受けたことがあります。
銀行から融資を受けようと思ったのですが、給料日まで間に合いそうになかったので、ノンバンクを選びました。
銀行だと融資を受けるまで非常に時間がかかりますが、ノンバンクだとその日に融資を受けることができます。
おかげで、従業員に給料を支払うことができ、今でもその従業員達と仲良くやっています。
多分、あそこで給与を支払うことができていなかったら、信頼を失いみんな辞めていたでしょう。
そのため、結果的にノンバンクで融資を受けたので、金利は高くなりましたが、信頼という大事なものだけは失わずに済みました。
ちなみに100万円は、24回払いで毎月約5万円ずつ返済しています。
ノンバンクからの融資は危険だから止めた方が良いという人もいますが、それは使い方次第でしょう。
100万円くらいであれば、返済できる可能性も高いので、いざという時は頼った方が良いと思います。
特に給与関係で資金が必要な場合は、給与を遅らせないためにも、そうした方が良いでしょう。
150万円の融資(カレー屋の店舗改装費用)
都内で飲食店を経営しています。
居抜きのお店を借りてカレー店をはじめて7年が経過したのですが、
やはり元よりくたびれた印象が強い物件だったのでこれまでも繰り返し手入れをしてきたのですが、
店のあちこちで設備が劣化しており客離れに繋がるのではないかと懸念していました。
店の改装はいつかは必ず行う必要があると考えていたので多少はそれに向けての蓄えも準備していたので、
業者と話をする中で客席周辺を中心におよそ300万円程の予算で改装しようと考えました。
うちのようなお店では、金融機関からはそう多くは借り入れできないというのは思っていた事なので、
せめて100万円ほどであればお願いする事ができるかと思い銀行に足を向けたのですが、、
まず都市銀に相談するとその場で難しいとの回答があり、信金でもまずは公的な融資制度を利用してみればと遠まわしに断られてしまいました。
分かっていた事とはいえ100万円の融資でもこんな事になるのかと厳しい結果に困り、
続いてはノンバンク系の金融会社に相談してみたのですが、ノンバンクの場合はこれまでの銀行などの対応とはまったく違っていたのに驚きました。
相談すると共に書類を提出すると、その日のうちに融資に向けての前向きな話にすぐ進んだのはとても印象的で、
あれほど厳しかった100万円の借り入れもノンバンクではすんなりと審査が通り借り入れをすることができ、念願だった店の改装を無事終える事ができました。
ノンバンクの審査を受ける
ノンバンクで借り入れをする際に受ける融資審査は、
銀行など他の金融機関や地方自治体の制度を利用する場合とで比較すれば、
緩やかであるというのはよく聞く話ですが、
実際にはどの様な審査を受ける事になるのでしょうか。
細かな内容についてはノンバンクそれぞれの金融機関で異なりますが、
基本的には書類を提出するのみとなります。
銀行では面接というわけではありませんが、
担当者と顔をつき合わせたうえでこちらの状況や事業計画などについて説明をしたり、
また銀行側からの質問に様々答えなければなりませんが、
一方でノンバンクの場合は書類の提出だけで済んでしまう場合が多いといえます。
また提出する書類に関しても事業計画書などをはじめ、
綿密に計画を立てなければならない書類は必要としないケースも多く、
本人確認書類として運転免許証・パスポート・健康保険証などと共に、
年商や年収が確認できる確定申告書、決算書、源泉徴収票などの年収証明などの書類のみが求められます。
そのため事前に用意すべき事柄もあまりなく手間を掛ける必要がありませんし、
日々の通常業務をこなしながらも手早く融資に向けた準備を進めることができます。
ただノンバンクはいくら審査が緩やかでも、一定の要件を満たさなければ融資を受ける事はできませんので、
あらかじめ税理士であったり経営の専門家などに相談しておいて、
融資が受けられるか否か、もしくは融資が通れるような体制をしっかりと整えておきましょう